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2015.10.18更新

こんにちは

10月16日は臨時休診をいただきまして、

第64回九州地区獣医師大会に出席ならびに口頭発表してまいりました

患者様にはご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした

2015三学会

今回の学会は九州各地の動物病院の獣医師が最新の治療法や、今までの治療経験の集約を発表する学会のため、

飼い主様にお伝えできる内容は少ないので、製薬会社のランチョンセミナーからの情報を載せたいと思います

 

今回のセミナーは心不全治療薬の『ベトメディン』についてでした

ベトメディンランチョン

当院でもこの薬が発売された当初から使用していますので、すでに飲まれている方も多くいらっしゃるかと思います

今回は、季節も秋になり、心不全が多くなる時期になってきましたので、この初歩的なお話

 

僧帽弁閉鎖不全症について

bookまず、どれくらいのわんちゃんがこの病気になっていると思いますか?

動物医療保険会社の統計によると

10歳の10%、13歳の20%、15歳の30%が罹患していると報告されています。

 

bookなりやすい犬種は?

圧倒的に小型犬で多いです。なかでも

padキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

padチワワ

padシーズー

padトイプードル

padマルチーズ

padポメラニアン

padミニチュアダックスフンド

padミニチュアシュナウザー

が好発と考えられています

 

bookどんな病気なの?

健康であれば、酸素を十分含んだ血液を全身に送り出しているのが心臓の役目

この病気になると、心臓の中の弁が壊れ、全身に血液が送れなくなって元気が無くなったり、

血液が逆流し、肺に水が貯まって呼吸が苦しくなったりします。

 

bookどうやって診断するの?

まずは聴診!!!

そこで心臓の音に雑音(血液が逆流する音)が聞こえたら

レントゲン、心電図、超音波、血液で確定診断します

 

book治療はどうやってするの?

ほとんどが内科治療です

・心臓の負担を減らすために血管を拡げて全身に血液が行き渡るようにする(血管拡張薬)

・弱ってきた心臓のポンプ機能を補ってあげる(強心剤)

・体や肺に余分に貯まった水を尿に出してあげる(利尿剤)

・体に余分な水分が貯まらないような食事にする(療法食)

・心臓が大きくなり、気管を圧迫して呼吸が苦しい時は気管を拡げてあげる(気管支拡張薬)

その他では心臓の弁を治す外科もできるようになってきています

国内で心臓外科ができる施設は3ヶ所のみ。横浜、名古屋と福岡しかないです

詳しくは当院の外科HPをご覧ください→開心術

 

book最後に、次のような症状はないですか?

⬜︎ 咳をすることがある

⬜︎ 寝てばかりで、食事や排泄の時だけ起き上がる

⬜︎ 以前より疲れやすい、元気がない

⬜︎ 呼吸が浅く、ハァハァしている

⬜︎ 食欲が落ちてきた

⬜︎ 散歩で歩ける距離が以前より減った、走らない

⬜︎ 苦しくて横になって寝れない

⬜︎ 呼吸回数が増えてきた

⬜︎ 舌が紫色をしている

⬜︎ 気を失ったことがある

このような症状があれば僧帽弁閉鎖不全症かもしれません

早めに受診してあげましょう

<副>

 

僧帽弁閉鎖不全症のことなら福岡市の室見動物病院まで

投稿者: 室見動物病院

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