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2015.12.16更新

こんにちは。

獣医師の山本です。

毎日寒い日が続くようになってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

12月に入り、年末の慌ただしさとともに体調を崩して来院されるワンちゃん・ネコちゃんたちも増えてきています。

人も動物も体調管理には気をつけたいところです。

 

さて、今回の話題は「眼科検査」についてです。

眼科検査は眼に起きている異常だけでなく、高血圧やホルモン異常などの全身性の病気を発見するきっかけになることもある大変重要な検査です

当院でも以前より簡易な眼科検査を行っていましたが、新しく「眼底検査」と「スリットランプ検査」が可能になりより詳細な検査ができるようになりました。

現在当院で実施できる眼科検査についてご紹介したいと思います。

 

①シルマーティアーテスト

 

STT

 

涙の量を測る検査です。

涙の量が減ってしまう病気(乾性角結膜炎、ドライアイ)の診断ができます。

 

②フローレス染色試験

 

フローレス染色

 

角膜に傷がないかを調べる検査です。

傷があると色素が沈着して残ります。

 

③眼圧測定

 

トノペン

 

眼圧計という専用の道具を使って眼の圧力を測ります。

高眼圧(緑内障)や低眼圧(ぶどう膜炎、眼球癆)の診断ができます。

 

④眼底検査 NEW!

 

とうぞうきょう

 

眼の底にある網膜や視神系の状態を確認できます。

下の写真では視神系が見えています。(実際の目で見るともう少し綺麗に見えます)

 

眼底

 

 

⑤スリットランプ検査 NEW!

 

スリットランプ

 

スリットランプ(上の写真)という道具を使って眼の断面を観察します。

下の写真では前眼部(角膜、前房、虹彩、水晶体)が観察できます。

 


スリットラ

 

⑥超音波検査

 

うs

 

超音波診断装置を使って眼の中や眼の後ろに異常がないか調べます。

白内障、網膜剥離、腫瘍などを見つけることができます。

下の写真では眼の内部構造と眼の後ろが見えています。

 

うっs 

 

 

これらの検査を組み合わせることで眼の状態をより正確に把握することができます。

もちろんこれらの検査だけでは異常が見つけられない病気もありますので、そのようなケースでは眼科専門医をご紹介させていただいています。

眼の異常(眼が赤い、眼が白い、眼が開かない、眼が見えてなさそうなど)にお気づきの際はご相談ください。

 

わんちゃんねこちゃんの眼科検査のことなら福岡市の室見動物病院まで

投稿者: 室見動物病院

2015.12.03更新

こんにちは

だいぶ寒くなり風が嵐のようですが、体調はいかがでしょうか?

 

先日、講習会に参加してきましたので、その中からいくつかをご紹介いたします

ANP

今回は心臓バイオマーカーのお話book

バイオマーカーというのは、ある疾病の存在や進行度を評価する血液中の物質のことです。

わんちゃん・ねこちゃんの心臓の場合は心房から分泌されるANPと、心室から分泌されるNT-proBNPの2つが用いられています。

当院でも以前ブログに記載した頃から心検査の項目に追加しています。

これまではレントゲン・心電図・エコーで検査をしていましたが、

エコーは私たち獣医師間での差が出てしまい、当院でも4人の獣医師が同じ動物を測定しても同じ数字がだせません。。。

手技による差が出やすいため、当院ではできるだけ同じ獣医師がエコーをするようにしていました。

しかし、これら心臓バイオマーカーはどの獣医師が採血しても、仮に転居先の獣医師が採血しても同じ値が出るはずなんです。

ただし、健常犬でも正常値に幅があります。

ですから、心臓病では各ステージごとに数値の解釈が変わってきます

 

飼い主様に覚えていて欲しい数値は ANPが50を越えると心臓病のお薬を始めた方が良いということと、

ANPが200を越えると肺水腫のリスクが高くなるということ。

 

先生に聴診で雑音がありますと言われたわんちゃん・ねこちゃんは、まずこのバイオマーカーから検査してみてはいかがでしょうか?

<副>

 

心臓病、僧帽弁閉鎖不全症、心臓バイオマーカーのことなら福岡市の室見動物病院まで

投稿者: 室見動物病院

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