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2016.06.28更新

先週の土曜日にお休みをいただき、獣医がん学会に参加してきましたbookpencil2

がん2016夏

今回のメインテーマは頭頚部扁平上皮癌でした

飼い主様でも気づくことができるこのがんについておさらいしておきましょうpencil1

 

扁平上皮癌は全身の様々な場所に発生しますが、頭頚部は好発部位の一つです

通常は肉眼病変としてこのような潰瘍を伴う腫瘤を形成しますdown arrow

扁平上皮癌

犬の口腔内腫瘍では悪性黒色腫に次いで多い腫瘍です

扁平上皮癌は局所浸潤性が強く、遠隔転移は5〜10%と少なめです

ただし、扁桃に発生した扁平上皮癌だけはリンパ節へ98%転移しますので、首の腫れやしこりに気づいたら疑わなければなりません

猫では白色毛種の耳介や鼻鏡で多いと報告され、紫外線の暴露が考えられています。

猫でも口腔内の発生は多く、舌の下や下顎骨でみられることが多いようです。

 

診断は細胞診ですが、本来皮膚表面に存在する細胞なので、表面を削っても有効な診断にはなりません。

注射と同じ針を腫瘤に刺して吸引するFNA検査で、本来皮下に存在しない扁平上皮が吸引されてくると疑います。

当院での診断はトレパンによるパンチバイオプシーを用いることが多いです。

(丸い円柱状の刃で組織をくり抜いたものを用いて病理検査すること)

 

治療は早期の外科切除がもっとも効果が良く予後も良いです

そのため、皮膚や口腔内で あれっ?おやっ?という何かを発見したら、

できるだけ早期に受診して検査してみましょう!

<副>

 

扁平上皮癌のことなら福岡市の室見動物病院まで

投稿者: 室見動物病院

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